＊＊ この文章は、転載・複製 大歓迎です。どんどん利用してください ＊＊

■【星連・特別編】は、京都で行われている
  「気候変動枠組条約第３回締結会議＝ＣＯＰ３」と連動します。

  地球の温暖化を防止し、近い将来の破滅的な環境変動を防止しようという
  この会議に、星を見ることであなたも協力できます。

◇観察時刻　12月7日(日)20時から３分間
◇観察場所　あなたの家
◇準備　　　できれば双眼鏡
            消せるあかりをすべて消してください。
            暗闇に目をならしてください。
            （周りの人の理解を必ず得てから行ってください。）
◇防寒　　　寒い時期ですので、風邪を引かないように十分注意しましょう

■こんなものが見えます。

のんびりと、空をながめてみましょう。
まずは、東の空にオリオン座をさがしてみてください。
横になっています。ベテルギウスとリゲルの色の対比がみごと！
三つ星はタテにならんでいます。

       ★

            ★        ★
            ★ <ーー三つ星
  ★        ★

                   ★

三つ星を上に延長していくと、アルデバランが、、その先にはスバルがあります。

★★★ −−−−−−−−＞ ★ −−−−−−−−−＞※
（タテにしてみてね）     アルデバラン（赤）    スバル（ぼんやり）

スバルを双眼鏡で見ると、、

            *
★    ★   *★★
      *   *  *
        ★  * ★

たくさんの星が、そこに集まっています。なかのいい星の兄弟、
散開星団の姿です。１億年前に一緒にうまれた１０００子です。

西の空には、木星がきらきらと光っています。

        =☆=

南の空高いところには、土星です。そして、その北には
カシオペヤ座です。

     ★   ★
  ★   ★   ★

さあ、明かりを消して、星を見てみましょう。
都会でも、意外と星ってよく見えるんですよ。

★今年の１２月７日（日）夜８時〜８時３分は、
  特別に星がよく見える夜です。それは、ＣＯＰ３に連動して、
  全国一斉にライトダウン（照明を落とす運動）が行われるからです。

  明かりをつけるためには、電気が必要です。その電気は二酸化炭素を
  排出する発電所によりつけられています。明かりを消すことは、
  つまり二酸化炭素の排出を減らし、地球温暖化を防止するのに役だちます。

  水力発電や原子力発電でも、その建設や原料の生成に燃料をつかいます。
  また、ガスなどのランプも二酸化炭素を放出します。明かりはできれば
  消したほうが、地球温暖化の防止に役だつのです。

  電気会社も、節電はよびかけています。電気使用量の増加に、発電所の
  建設などがおいつかないからです。

★明かりを消した様子は、人工衛星から撮影されます。
  自らの意志で明かりを消すことができる日本というのは、
  世界に向けて、とてもインパクトがあるだろうと思われます。

★環境庁は、毎年２回、夏と冬にスバルを見ることで
  空の状況をチェックする「スターウォッチング」キャンペーンを
  行っています。大阪は１９９１年に全国ワースト１でしたが、
  この汚名はなんとか挽回したいものです。