銀河英雄伝説

田中芳樹作の小説。徳間書店から全10巻＋外伝４巻のほか、マンガ１〜９、何巻なんだのオリジナルビデオアニメ。その他、ファンによる関連書籍多数が出版されています。

内容は、ワープ航法を発明し１万光年の範囲に進出した未来の地球人の物語で、神聖皇帝が統べる銀河帝国とそこから離脱した人々がつくった自由惑星同盟（フリープラネッツ）、両国の国境線に位置する商業都市国家フェザーン自治領の３国の物語です。その中で２人の天才的軍人、帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟のヤン・ウェンリーの活躍を軸に物語は進んでいきます。

個人的にはヤン・ウェンリーの後輩で、戦乱の中２０代で中将になったアッテンボロー提督が好きです。独身主義。屈託のない性格。ジャーナリスト志望。最強の言葉として「それがどうした！」をヤンの養子に教える。「伊達と酔狂」「くたばれ皇帝」などのスローガンを考えるなど。言葉の重要さを知っている人。その他、登場人物が山ほどでてくるのですが私のベストテンを以下にあげてみます。作者田中芳樹氏は、人気投票のようなものはやめてほしいということですが、ま、私の好みから私の性格が出るだけですのでお目こぼしいただきましょう。

1. アッテンボロー（同盟）：ペンは剣より強し、でも剣をとる。
2. ヒルデガルド（帝国）：伯爵令嬢。洞察力と行動力にすぐれた若者。
3. メルカッツ（帝国）：優秀な老将軍、運命に従うのを是とする。
4. チュン・ウー・チェン（同盟）：要領が悪く出世しない将軍だが、実は切れ者。
5. ビュコック（同盟）：同盟最後の司令長官。たたきあげだが、若者を大切にする。
6. ミッターマイヤー（帝国）：帝国屈指の将軍。新帝国７将軍の１人。
7. コーネフ（フェザーン）：商人。物語の名バイプレイヤー
8. シェーンコップ（同盟）：陸戦隊長、知力と体力ともに傑出。
9. キルヒアイス（帝国）：提督。若くして死亡。いい人は長生きしません。
10. マリーンドルフ伯（帝国）：宰相。ヒルデガルドの父。出るところは出、引くところは引く。

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