稲村ヶ崎というと、最近は「稲村ジェーン」という映画で有名でしょうか？ 西の七里ヶ浜と東の由比ヶ浜をわけ、鎌倉に入っていく西の入り口にあたります。観光地としては、古戦場、というか新田義貞が、鎌倉に入っていく時に宝刀を捧げて祈ったら道が開けた伝説の場所。として有名です。岬には、その新田義貞の記念碑があります。
また、この稲村ヶ崎には新田義貞の他にもうひとつの碑があります。これは、明治43年に逗子開成中学の生徒が、ボートで沖合に出てそのまま遭難して死亡した事故の記念碑なのです。この事件は、鎌倉女学校（現女学院）教員の三角錫子によって「真白き富士の嶺（七里ヶ浜の哀歌）」という詩になっています。
悲しい事件の現場でもある稲村ヶ崎ですが、ここから見る江の島は最高です。近景からの江の島のベスト３に入るでしょう。遠景であれば、葉山や三崎から見るのもいいんですけどね。特に日の入り前後、そうたっぷり１時間は見ていて下さいね。日の入り時刻を調べていくといいですね。